知識集約産業(読み)ちしきしゅうやくさんぎょう(その他表記)knowledge-intensive industry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「知識集約産業」の意味・わかりやすい解説

知識集約産業
ちしきしゅうやくさんぎょう
knowledge-intensive industry

知識,知的労働の集約度の高い産業。労働集約産業,資本集約産業に対して用いる。商品の付加価値を分析して資源,資本,労働,知識に区分した場合,知識の占める比重の高い商品を生産する産業である。経済産業省,産業構造審議会では知識集約産業として次の4グループを例示している。 (1) 研究開発集約産業 (電子計算機,航空機,電気自動車,産業用ロボット,原子力関連,集積回路ファインケミカル,新規合成化学,新金属,特殊陶磁器海洋開発など) ,(2) 高度組立産業 (通信機械,事務機械,数値制御工作機械,公害防止機器,家庭用大型冷暖房器具,教育機器,工業生産住宅,自動倉庫,大型建設機械,高級プラントなど) ,(3) ファッション型産業 (高級衣類,高級家具,住宅用調度品,電気音響器具,電子楽器など) ,(4) 知識産業 (情報サービス,教育サービス,医療など) 。

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