精選版 日本国語大辞典 「知顔」の意味・読み・例文・類語
しった‐かお‥かほ【知顔】
しり‐がお‥がほ【知顔】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 知っているような顔つき。知っているふう。また、そのさま。
- [初出の実例]「うちより女の声にてあやしく物のあはれしりがほなる翁かなといふをききて」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)雑四・一二七一・詞書)
- 「すべて女の、物づつみせず心のままに物のあはれもしりがほつくりをかしき事をも見知らなん、そのつもり、あぢきなかるべきを」(出典:源氏物語(1001‐14頃)胡蝶)