短壁式採炭法(読み)たんぺきしきさいたんほう(その他表記)short-wall (mining) system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「短壁式採炭法」の意味・わかりやすい解説

短壁式採炭法
たんぺきしきさいたんほう
short-wall (mining) system

採炭区画を坑道によって幅狭く区切り,短い炭壁面をつくって切羽とし,それを採掘していく採炭法日本では炭壁面長 20m以下の場合をいう。主として急傾斜炭層の採掘に利用されているが,日本ではあまり重要な方法ではなく,採炭法別の出炭量比からいって数%にすぎないが,アメリカなどでは広く採用され,能率を上げている。長壁式採炭法に対する。

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