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短期資本移動規制 たんきしほんいどうきせい control on short term capital flows

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知恵蔵2015の解説

短期資本移動規制

国際間の短期資本の移動を規制すること。国際間の資本移動は、資金の最適配分を通じて、投資家には投資機会を、受け入れ国には経済成長の機会を提供することにつながるため、原則自由が望ましいと考えられてきた。しかしアジア通貨危機では、短期間に大量の資本が国外へ流出して為替相場を急落させ、その国の経済に甚大な影響を与える事例が見られたため、規制導入の是非や具体的な対応策が議論されている。第1は、国内銀行の対外債務への上限設定、外貨建て債務への準備預金賦課、無利子強制預託、課税などにより流入を抑える方法で、強制預託の成功例としてはチリの例がある。第2は資本の流出を中断させる方法。海外投資家からは激しい反発を招くほか、抜け道などで規制の実効性が薄れる問題もある。1998年9月のマレーシアによる規制強化は、激しい議論を呼び起こした。

(絹川直良 国際通貨研究所経済調査部長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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