石丸重美(読み)イシマル シゲミ

20世紀日本人名事典 「石丸重美」の解説

石丸 重美
イシマル シゲミ

明治・大正期の官僚 鉄道院技監;東京鋼材社長;貴院議員(勅選)。



生年
文久4年1月15日(1864年)

没年
大正12(1923)年10月18日

出身地
豊後国(大分県)

学歴〔年〕
帝国大学工科大学土木工学科〔明治23年〕卒

学位〔年〕
工学博士〔大正4年〕

経歴
明治24年内務技師試補となり秋田県に勤務。25年鉄道庁雇、26年逓信省鉄道技師となり鉄道局路線調査掛として勤務。のち国府津保線事務所長、米子出張所長などを経て、40年帝国鉄道庁技師として欧米諸国へ派遣される。大正2年鉄道院技監、のち同副総裁、鉄道次官などを歴任。この間、大本営付、陸軍省御用掛、大礼使事務官、国税院参与、鉄道会議議員などを務める。退官後の大正6年、東京鋼材社長に就任。11年から貴院議員(勅選)。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石丸重美」の解説

石丸重美 いしまる-しげみ

1864-1923 明治-大正時代の官僚。
文久4年1月15日生まれ。逓信省鉄道技師,鉄道院技監,同副総裁,鉄道次官などをつとめる。退官後の大正6年東京鋼材社長。11年貴族院議員。大正12年10月18日死去。60歳。豊後(ぶんご)(大分県)出身。帝国大学卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android