日本歴史地名大系 「石坂与力町」の解説 石坂与力町いつさかよりきまち 石川県:金沢市金沢城下第一連区石坂与力町[現在地名]金沢市野町(のまち)二丁目・同四丁目・泉(いずみ)一丁目犀川左岸の野町通に並行する両側町。石坂角場(いつさかかくば)および小柳(おやなぎ)町の南にあり、南は泉町。町名は藩の与力組地が置かれたことによる。寛文七年(一六六七)三月、藩は城下に居住する与力たちへ三年以内に小立野(こだつの)および泉に指定した与力組地へ移転するように命じた(亀の尾の記・菅家見聞集)。泉の与力組地がのちの当町で、与力・足軽などが組地を与えられ、寄親・組頭を通じ知行高に応じて配当された(万治二年一一月「鳥居屋敷定書」金沢古蹟志)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by