石坂新地(読み)いつさかしんち

日本歴史地名大系 「石坂新地」の解説

石坂新地
いつさかしんち

[現在地名]金沢市野町のまち二丁目

犀川左岸の大橋詰に南西より流れ込み、城下石坂村の境をなすいずみ用水沿いの縦横数小路の両側町で地子町。助九郎すけくろ町の南西にあり、南は南石坂町。文政三年(一八二〇)石坂町辺に遊廓が公許され、石坂新地・茶屋ちやや町と称された(稿本金沢市史)。同六年の町奉行より出候町名に石坂新地とみえ、肝煎は甚蔵。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android