石堂派(読み)いしどうは

精選版 日本国語大辞典 「石堂派」の意味・読み・例文・類語

いしどう‐は いしダウ‥【石堂派】

〘名〙 刀工流派の一つ。明応一四九二‐一五〇一)の頃、一文字助宗の子孫助長が、近江国(滋賀県)の蒲生家の招きに応じて蒲生郡桜川村石塔寺の門前に移住して、石塔を姓としたのを、その祖とするもので、後には多く石堂の字を用いた。この派は古刀時代ではそれほど有名ではなかったが、新刀時代には江戸紀伊大坂筑前にまで分布し、江戸の橘常光、石堂是一、紀伊の橘為康、大坂の多々良長幸、筑前の守次などが有名。

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