事典 日本の地域ブランド・名産品 「石州瓦」の解説
石州瓦[陶磁]
せきしゅうかわら
島根県石見地方産の粘土瓦。江戸時代初期、石見国で生まれた石州瓦は、島根県西部にまたがる地場産業として栄え、事業展開されている。三州瓦・淡路瓦と並び、粘土瓦の日本三大産地の一つである。現在でも石州赤瓦で形成された街並みを見ることができる。良質の粘土を用いて高温焼成することにより、寒さに強く丈夫で長持ちする瓦ができあがる。近年ではデザインが豊富になり、近代建築にも採用されるようになった。2007(平成19)年3月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5030596号。地域団体商標の権利者は、石州瓦工業組合。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報