石狩灯台(読み)いしかりとうだい

日本歴史地名大系 「石狩灯台」の解説

石狩灯台
いしかりとうだい

[現在地名]石狩市浜町

石狩川河口左岸の砂洲上にある道内二一番目の灯台。明治二五年(一八九二)一月一日初点灯。当初は木造六角形で光源は石油灯、光達距離六海里で北海道庁監督であった。同四一年に現在の鉄造円形に改築、三千燭光となり光達距離は一二海里となった。昭和二年(一九二七)光源が電灯となり六千五〇〇燭光、国の管理となる(「小樽海上保安庁資料」など)。同三二年灯台守映画(喜びも悲しみも幾年月)の冬の舞台となり、灯塔の色を白色から赤白横線塗に変えた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android