日本歴史地名大系 「石狩市」の解説 石狩市いしかりし 北海道:石狩支庁石狩市面積:一一七・八六平方キロ平成八年(一九九六)九月一日石狩郡石狩町が市制を施行して成立。石狩支庁管内の西端にあり、石狩川最下流部と石狩平野の西端に位置する。市域は南北に細長く、東は石狩郡当別(とうべつ)町、西は日本海石狩湾と小樽市、南は札幌市の手稲区・北区、北は厚田(あつた)郡厚田村と接している。地形は北東部の標高一〇〇メートル内外の山地とそれに続く段丘地を除き、石狩低地帯の平地である。土質は砂土・泥炭土・重粘土の特殊土壌が大部分を占め真土は少ない。気候は日本海型で海岸気象の影響を強く受ける。市域のほぼ中央部を石狩川が南東から北西に流れ石狩湾に注ぐ。 石狩市いしかりし 2005年10月1日:石狩市が厚田郡厚田村、浜益郡浜益村を編入⇒【石狩市】北海道:石狩支庁⇒【厚田村】北海道:石狩支庁⇒【浜益村】北海道:石狩支庁 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「石狩市」の意味・わかりやすい解説 石狩〔市〕いしかり 北海道中西部,石狩湾に臨む市。南部は石狩川の河口に位置し,北部には増毛山地の山々が連なる。 1996年市制。 2005年厚田村と浜益村を編入。江戸時代初期からニシンとサケの水揚げ港として知られた。安政2 (1855) 年幕府の直轄領となり,明治にいたるまで北海道の門戸として繁栄した。小樽港の開港,函館本線開通までは石狩川水運の,特に資材や食料品の中継港として重要な役割を果たしていた。ニシン,サケ,ヒラメなどの沿岸漁業が主産業。海岸段丘上の耕地では米作や野菜の栽培が行なわれる。夏季は海水浴客でにぎわう。 1973年より石狩湾新港建設事業が進んでおり,石狩工業団地や大規模な住宅団地が造成されている。庄内藩ハママシケ陣屋跡は国指定史跡。北部の雄冬岬と暑寒別岳周辺は暑寒別天売焼尻国定公園に属する。西部の海岸線を国道 231号線が縦断し,337号線が分岐。 451号線が北部を東西に通じる。面積 722.42km2。人口 5万6869(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by