日本歴史地名大系 「石狩砂丘」の解説 石狩砂丘いしかりさきゆう 北海道:石狩支庁石狩砂丘石狩湾岸に連なる砂丘。小樽市銭函(ぜにばこ)から厚田(あつた)村知津狩(しらつかり)まで続き、直線距離で三〇キロ、幅一五〇―三〇〇メートル、最大標高一〇メートル。内陸部五―六キロの所には紅葉山(もみじやま)砂丘も形成されている。石狩砂丘は石狩川の沖積作用によって石狩湾へ排出された土砂が、逆に石狩湾の沿岸潮流によって打上げられ、堆積して形成されたもので、一千年前から数百年前に成立したと推測されている。石狩市には石狩浜海水浴場(ドリームビーチ)が設けられ、全道一の入込み客がある。また石狩湾と砂丘風景を一望し、海浜植物を観賞するはまなすの丘公園が平成三年(一九九一)に開園している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by