ハマヒルガオ
はまひるがお / 浜昼顔
[学] Calystegia soldanella (L.) R.Br.
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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ハマヒルガオ(浜昼顔)
ハマヒルガオ
Calystegia soldanella; sea bells
ヒルガオ科の多年草で,旧大陸の海岸の砂地にきわめて広い分布をもつ。茎はつる性で砂上を長くはい,しばしば群落をつくる。葉は有柄で互生し,径3~5cmのやや幅広の腎臓状円形で厚く,光沢がある。花は5月頃開き,葉より長い花柄の頂に径約 5cmの淡紅色の花をつける。萼は5片で,下部は広い2枚の包葉で囲まれる。花冠は径 5cmほどのやや角張った漏斗状となり花筒は太い。 蒴果は丸い。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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百科事典マイペディア
「ハマヒルガオ」の意味・わかりやすい解説
ハマヒルガオ
ヒルガオ科の多年草。日本全土,および世界に広く分布し,海岸の砂地に群生する。地下茎は砂中をはい,茎はつる性となる。葉は長柄があって互生し,腎臓形で,厚く,光沢がある。5〜6月に淡紅色のヒルガオに似た花を開く。果実は球形で,種子は黒い。
→関連項目海岸植物
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内のハマヒルガオの言及
【ヒルガオ(昼顔)】より
…若芽は食べられ,全草は薬用にもされる。ハマヒルガオC.soldanella R.Br.(英名sea bindweed,sea bells,scurvy grass)は暖地の海岸砂浜に多く,茎は地表や地下を横走し,円腎形の葉をもっている。世界に広く分布する。…
※「ハマヒルガオ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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