石田政弘(読み)イシダ マサヒロ

20世紀日本人名事典 「石田政弘」の解説

石田 政弘
イシダ マサヒロ

昭和・平成期の分子生物学者 京都大学名誉教授。



生年
昭和1(1926)年12月27日

没年
平成12(2000)年9月25日

出生地
京都府長岡京市

学歴〔年〕
京都大学理学部〔昭和26年〕卒,京都大学大学院特別研究生〔昭和37年〕修了

学位〔年〕
理学博士

経歴
昭和37年コロンビア大学動物学部微生物研究室高等研究員、39年京都大学原子炉実験所助教授、54年教授。退官後、フィリップス大学日本校総長、京都科学技術専門学校校長を歴任細胞核にのみ存在するとされていたDNA葉緑体にも存在することを突きとめ“葉緑体DNA”として発表し、光合成器官の分子生物学の基礎を築く。この発見にちなんだ国際学会賞“ミーシャー・石田賞”が、58年制定された。著書に「葉緑体の分子生物学」「微生物遺伝学」、共著に「生体機構の進化」他。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石田政弘」の解説

石田政弘 いしだ-まさひろ

1926-2000 昭和後期-平成時代の分子生物学者。
昭和元年12月27日生まれ。コロンビア大研究員をへて,昭和54年京大教授となる。のちフィリップス大日本校総長。細胞の核にのみ存在するとおもわれていたDNAが葉緑体にも存在することを発見,「葉緑体DNA」と名づけた。平成12年9月25日死去。73歳。京都出身。京大卒。著作に「葉緑体の分子生物学」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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