20世紀日本人名事典 「石田明」の解説
石田 明
イシダ アキラ
昭和・平成期の社会運動家 全国原爆被爆教職員の会会長;元・広島県議(社民党)。
- 生年
- 昭和3(1928)年5月30日
- 没年
- 平成15(2003)年10月27日
- 出生地
- 広島県広島市
- 学歴〔年〕
- 法政大学法学部〔昭和30年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 日教組文学賞(第1回)〔昭和41年〕「曖光20年」
- 経歴
- 陸軍航空特別幹部候補生として入隊。昭和20年郷里の広島に一時帰郷中に爆心地から約750メートルの路面電車の車内で被爆。戦後小学校の代用教員となり平和教育に尽力。46年全国原爆被爆教職員の会を結成、会長を務める。被爆体験をかいた詩「曖光20年」で第1回日教組文学賞受賞。広島平和教育研究所理事長、日本平和教育研究協議会事務局長、広島県教組委員長などを歴任し、昭和58年から広島県議を4期務めた。平成10年参院選広島選挙区に社民党から立候補。11年広島県議に復帰。県議を通算5期務め、15年引退。一方、20代後半から原爆白内障に罹り、原爆病認定を求めて国を相手取り広島地裁に“石田原爆訴訟”を起こし、昭和51年全面勝訴した。著書に「被爆教師」「ヒロシマの母の遺産」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報