石田流(読み)イシダリュウ

デジタル大辞泉 「石田流」の意味・読み・例文・類語

いしだ‐りゅう〔‐リウ〕【石田流】

江戸初期の盲人棋士石田検校けんぎょうが始めた、将棋こま組み。飛車角行かっこうの右へ移して戦う平手ひらて定跡。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「石田流」の意味・読み・例文・類語

いしだ‐りゅう‥リウ【石田流】

  1. 〘 名詞 〙 将棋の駒組一つ慶安一六四八‐五二)の頃、盲人棋士石田検校(けんぎょう)の始めたもので、飛車を角行の隣に移し、その筋より飛車、角行協力して攻勢をとるもの。もと先手の奇襲作戦、現在は後手が用いる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の石田流の言及

【将棋】より

… 縦歩取り浮き飛車から飛車を(先手なら3筋へ)移動して敵歩をねらう戦法。 石田流江戸時代の棋客石田検校(けんぎよう)の創案した戦法(図16)。振り飛車(先手三間飛車)の一種で,急戦石田流という変型もある。…

※「石田流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む