…前者から〈みちのくに〉,後者から〈むつのくに〉の読み方が発生したと推定されている。 創置当初の道奥国はおそらく現在の福島県の全域と宮城県の南部を併せたものであったと推定されるが,その後山形県の内陸部や宮城県中部へと領域を広げ,712年(和銅5)出羽国設置に当たって山形県内陸部の最上郡,置賜(おいたむ)郡を同国に割き,718年(養老2)には福島県の全域と宮城県の亘理(わたり)地方とが分かれて石城(いわき),石背(いわせ)の2国が立てられた(2~3年後に再び陸奥国管内に復帰)。当時おそらく宮城県の北部までを領域としたらしい。…
※「石背」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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