石負村
いそうむら
[現在地名]氷上町石生
西は山陰道沿いに横田村、南は同じく多田村(現柏原町)に通じる。中央を高谷川が流れ、佐治川(加古川)を経て播磨、竹田川を経て丹後への分水界をなす。通称水分川(高谷川)に狼橋(土橋)が架かる(丹波志)。川南を領家、北を地頭という。山陰道と播磨・丹後への道が交わり、氷上郡の山東部と山西部の接点となる。東は清水山(五四二メートル)。古代氷上郡石生郷(和名抄)、中世石負庄の遺称地。「延喜式」兵部省にみえる山陰道の星角駅を当地付近とする説がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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