砂層貫流式塩田(読み)さそうかんりゅうしきえんでん

防府市歴史用語集 「砂層貫流式塩田」の解説

砂層貫流式塩田

 塩田地盤を傾かせて、ゆっくりと海水を流し、天日風力によって水分を蒸発させ、濃いかん水を作るという方法です。古くから考えられ、行われていたのですが、1941年(昭和16年)に防府製塩試験場[ほうふせいえんしけんじょう]で初めて実用化されました。従来入浜式塩田[いりはましきえんでん]の重労働多く労働力を要した採かん作業を省くために考えられたものです。

出典 ほうふWeb歴史館防府市歴史用語集について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android