最新 地学事典 「砂岩組成相」の解説
さがんそせいそう
砂岩組成相
sandstone petrofacies
砂岩の主要構成鉱物の種類や量比によって,または含有重鉱物の種類や量比によって特徴づけられ,地層群の他の部分とは区別される岩相層序上の一まとまり。砂岩組成上のまとまりをもった地層群を意味し,堆積相と同様の取扱いが可能。一つひとつの組成相が後背地の違いやその発達過程,運搬システムの変化などを反映したものと考えられ,後背地の変遷やテクトニクス,堆積システムなどの解析に有効。重鉱物分野では類似の概念が早くから使われていたが,石英・長石などの主要鉱物について明確に導入されたのはW.R.Dickinson et al.(1972)によるGreat Valley sequenceの砂岩組成の研究が最初。参考文献:W.R.Dickinson et al.(1972) Geol. Soc. Am. Bull., Vol.83
執筆者:公文 富士夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

