粒度階区分(読み)りゅうどかいくぶん(その他表記)grade scale

岩石学辞典 「粒度階区分」の解説

粒度階区分

ウッデン(Udden)およびウェントワース(Wentworth)による砕屑性堆積物や土壌などの構成粒子の粒度を表現するための区分法は次のようで,広く用いられている[Wentworth : 1922].
境界粒径(mm)名称
256以上巨礫(boulder)
256~64大礫(cobble
64~4中礫(pebble)
4~2細礫(granule)
2~1極粗粒砂(very coarse sand)
1~0.5(1/2)粗粒砂(coarse sand)
0.5~0.25(1/4)中粒砂(medium sand)
0.25~0.125(1/8)細粒砂(fine sand)
0.125~0.0625(1/16)極細粒砂(very fine sand)
0.0625~0.0312(1/32)粗粒シルト(coarse silt)
0.0312~0.0156(1/64)中粒シルト(medium silt)
0.0156~0.0078(1/128)細粒シルト(fine silt)
0.0078~0.0039(1/256)極細粒シルト(very fine silt)
0.0039以下粘土(clay)

2mm以上の粒子で構成される岩石には礫岩(rudite),礫岩(conglomerate),角礫岩(breccia)などがある.2~0.0625mmの間の礫からなる岩石は,砂岩arenite),砂岩(sandstone)などがある.0.0625mm以下の構成物からなる岩石は粘土質岩(argillite),泥岩(mudstone),頁岩(shale)などがあり,この内で0.0625~0.0039mmの間の粒子からなる岩石をシルトストーン(siltstone),0.0039mm以下の粒子からなる岩石を粘土岩(claystone)という.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

最新 地学事典 「粒度階区分」の解説

りゅうどかいくぶん
粒度階区分

grade scale

砕屑性堆積物や土壌などの構成粒子の粒度を表現するために使う尺度。多くの砕屑粒子の粒度分布が対数正規分布に近いことが経験的にわかったため,連続的に頻度が変わる粒径に,等比級数的な境界を人為的に設けて,堆積物の粒度分布を適切・系統的に表現しようとしたもの。Udden, Wentworth, At-terberg, Tyler Standard, Allingなど各種の粒度区分があり,分野や用途で使い分けられている。粒度階に対応して記載的区分と名称が設定されており,地質学分野ではウェントウォース粒度区分がよく使われ,礫(2mm以上),砂(2~1/16mm),シルト(1/16~1/256mm),粘土(1/256mm以下)のように区分されている。

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参照項目:φ尺度

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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