日本歴史地名大系 「砂沢平遺跡」の解説 砂沢平遺跡すなざわたいいせき 青森県:南津軽郡大鰐町長峰村砂沢平遺跡[現在地名]大鰐町長峰 砂沢平平(ひら)川右岸に突出する、標高約一五〇メートルの舌状台地に造営された、中世期の館跡と縄文時代および平安時代の複合遺跡。昭和五二年(一九七七)から三次にわたって発掘調査が行われ、東西約六〇〇メートル・南北六〇メートルの範囲に三つの郭、一七ヵ所の空堀、三ヵ所の溝、武者走りなどの遺構に加え、縄文時代早期より晩期に至る各型式の土器と、約八〇〇点の各種石器、平安時代に属する竪穴住居跡、ならびに土師器・須恵器、刀子・腰刀・小札・・紡錘車・鎌などの鉄製品、木製椀などが発見されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by