砕身・摧身(読み)さいしん

精選版 日本国語大辞典 「砕身・摧身」の意味・読み・例文・類語

さい‐しん【砕身・摧身】

〘名〙
① 身をくだくほど献身的につとめること。献身的に働くこと。「粉骨砕身
※尊号真像銘文(1255)末「粉骨可報之摧身可謝之といふは、〈略〉ほねをこにしても報ずべしとなり、身をくだきても恩徳をむくうべしと也」
仏語。釈尊の遺骨、すなわち舎利(しゃり)それぞれの粒のこと。
雑談集(1305)七「仏骨を習ふに顕密の談すこしき異なり、顕には応身の方便、砕身(サイシン)一分と思へり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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