粉骨砕身(読み)フンコツサイシン

デジタル大辞泉 「粉骨砕身」の意味・読み・例文・類語

ふんこつ‐さいしん【粉骨砕身】

[名](スル)力の限り懸命に働くこと。「会社のため粉骨砕身する」
[補説]「粉骨砕心」と書くのは誤り。
[類語]努力精励頑張る踏ん張る奮闘奮発奮起勉励刻苦はげ張り切るやり抜く粘る励行刻苦勉励精進精勤恪勤かっきん努めるいそしむ精出す精を出す精が出る打ち込む注ぎ込む熱を入れる力を入れる馬力を掛ける奮励活躍奔走活動奉仕奉公寄与貢献裨益ひえき尽力尽くす骨身を惜しまず身をにする身を削る骨身を削る命をささげるボランティアサービスアフターサービスケアアフターケアボランタリー自発的公共心公徳心犠牲犠牲的献身献身的ささげる挺身ていしん捨て石利他利他心志願慈善篤志有志殉ずる篤志家ひたすらいちずひたむき一筋ただただただ専一ひとえに一心一念一路一散一目散一直線一本槍一点張り一辺倒一意専心営営せっせ遮二無二無二無三がむしゃら一心不乱脇目も振らずまっしぐらしゃかりきしゃにむに無心無我夢中熱中夢中直線的専心専念没入没頭没我傾注傾倒猪突猛進ストレート我を忘れるこんを詰める身を入れる身を砕く心血を注ぐ

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精選版 日本国語大辞典 「粉骨砕身」の意味・読み・例文・類語

ふんこつ‐さいしん【粉骨砕身】

  1. 〘 名詞 〙 力の限り努力すること。一所懸命働くこと。粉骨。
    1. [初出の実例]「その粉骨砕身、いく千万変といふことをしらず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)面授)
    2. [その他の文献]〔永嘉証道歌〕

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四字熟語を知る辞典 「粉骨砕身」の解説

粉骨砕身

骨を粉にし、身を砕くこと。力の限り努力すること。一所懸命働くこと。

[活用] ―する。

[使用例] こうなったら、粉骨砕身、身をなげうって社長の政界入りをお手助けせにゃあ[三島由紀夫近代能楽集|1950]

[使用例] よろしい。知己のために粉骨砕身しよう[松本清張*啾々吟|1953]

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