砥石型珪質粘土岩(読み)といしがたけいしつねんどがん

最新 地学事典 「砥石型珪質粘土岩」の解説

といしがたけいしつねんどがん
砥石型珪質粘土岩

Toishi-type siliceous claystone

砥石型頁岩,砥石型珪質泥岩とも。この粘土岩はしばしば黒色炭質泥岩と互層するため,両者を合わせて縞状珪質粘土岩あるいは虎石と呼ばれることもある。緻密で均質な粘土岩で剝離性は弱い。一般に灰白色風化すると灰緑色や黄色味を帯びる。主に微晶質石英とイライト・緑泥石などの粘土鉱物とからなり,シルト大以上の砕屑粒子をまったく含まない。年代的にペルム~三畳紀境界付近に相当する堆積物であり,当時の海洋底での堆積環境が還元的でしかも生物の基礎生産が低下していたことを示している。西南日本のジュラ紀付加体中に層状チャートに付随して産出する。熱変成や風化を被った部分を古くから砥石用の石材として採石していたことに名前の由来があり,N.Imoto(1984)によって記載された。参考文献石賀裕明ほか(1993) 地調月報,Vol.44:419

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