硫酸露点腐食(読み)リュウサンロテンフショク

化学辞典 第2版 「硫酸露点腐食」の解説

硫酸露点腐食
リュウサンロテンフショク
sulfuric acid dewpoint corrosion

硫黄分を含有する物質を燃焼させたとき,発生したSO2が酸化されてSO3となり,硫酸として金属表面に凝縮し,その結果として起こる金属の腐食をいう.露点水分とSO3濃度により異なる.すなわち,露点(凝縮温度)により硫酸濃度が異なる.硫酸露点腐食は高温・高濃度の硫酸による腐食であり,通常大気腐食と異なりステンレス鋼も腐食する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む