硬膜下膿瘍(読み)こうまくかのうよう(その他表記)subdural empyema

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「硬膜下膿瘍」の意味・わかりやすい解説

硬膜下膿瘍
こうまくかのうよう
subdural empyema

硬膜下腔に膿がたまっている状態をいう。開放性頭部外傷,乳様突起骨折,副鼻腔炎などに続発することが多いが,頭蓋内血腫が2次的に化膿して発生することもある。外傷と無関係で,近接部あるいは遠隔部から血行性に膿が送られることもまれにある。発熱髄膜刺激症状けいれんなどの脳局所症状を示す。治療には抗生物質を投与し,手術膿瘍の内容液を除去する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む