精選版 日本国語大辞典 「硯海」の意味・読み・例文・類語 けん‐かい【硯海】 〘 名詞 〙 硯(すずり)の、水をたたえるくぼみ。すずりの海。硯池。[初出の実例]「別に臨んで数行の紅涙硯海(ケンカイ)に溢る」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉四二) すずり‐の‐うみ【硯海】 豊前国(福岡県)の門司(もじ)の雅称。門司を文字としてその海を硯に見立てた。現在の北九州市門司港にあたる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例