書堂(読み)ショドウ

百科事典マイペディアの解説

書堂【しょどう】

朝鮮で李朝中期以後に発達,普及した儒学の初等教化機関。20人内外の学童を一人の〈訓長〉が教える私塾として,《千字文》などの漢籍誦読,習字を主とする教育が行われた。日本統治下でも学校教育と並存していたが,解放後は成人用の漢文塾を除き消滅。訓長の村での信望は高く,その学徳を讃える〈学行碑〉の前で,現在に至るまで毎年追慕祭が行われている場合もある。
→関連項目儒教

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世界大百科事典 第2版の解説

しょどう【書堂】

朝鮮で初学者のための入門的な教育を行う私塾をいう。李朝中期以後に発達し全国に普及するが,起源は遠く高句麗の扃堂(けいどう),高麗の郷先生,高麗末・李朝初期の書斎にさかのぼる。学童20人内外を1人の〈訓長〉が教える一教室一教師型学校である。個人や宗族の設営のほか郷村の協同設営も多かった。教育は漢籍誦読,習字を主とし,《千字文》《類合》,唐詩など漢詩の諸書,《童蒙先習》《啓蒙篇》《小学》などの書を多く使用。

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