碇潜(読み)いかりかずき

精選版 日本国語大辞典 「碇潜」の意味・読み・例文・類語

いかりかずきいかりかづき【碇潜】

  1. 謡曲。五番目物(略式二番目物)。観世金剛流。作者未詳。古名「早鞆(はやとも)」。「平家物語」による。長門国早鞆の浦で二位の尼や平知盛(とももり)などの霊の乗った船が浮かび上がり、平家一門の最期様子が描かれ、特に知盛の入水光景が語られる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 はや

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む