入水(読み)ジュスイ

デジタル大辞泉 「入水」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐すい【入水】

[名](スル)水中に身を投げて自殺すること。みなげ。にゅうすい。「入水して果てる」
[類語]投身身投げ

にゅう‐すい〔ニフ‐〕【入水】

[名](スル)
水にはいること。「入水前の準備運動
水の中に身を投じて死ぬこと。じゅすい。「入水自殺」

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精選版 日本国語大辞典 「入水」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐すい【入水】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「じゅ」は「入」の慣用音 ) 人や物が水にはいること。特に、人が死ぬために、水中に身を投げること。投身。にゅうすい。
    1. [初出の実例]「越部庄運上舟入水 物忩之余歟」(出典:明月記‐元久二年(1205)正月二一日)
    2. 「船中俄にさわぎたち、八重桐入水(ジュスイ)と声々にいへど」(出典:談義本・根無草(1763‐69)前)

にゅう‐すいニフ‥【入水】

  1. 〘 名詞 〙 水の中にはいること。特に、人が死ぬために、水中に身を投げること。じゅすい。
    1. [初出の実例]「二人都への書置残し入水(ニウスイ)せしといはせて」(出典:浮世草子好色五人女(1686)三)

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普及版 字通 「入水」の読み・字形・画数・意味

【入水】にゆうすい・じゆすい

投身。

字通「入」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の入水の言及

【捨身】より

…仏教で,身を捨てて他の生物を救い,仏に供養する布施行の一つ。捨身の方法は焚身,入水(経典に証例なく,日本にとくに多い),投身,断食,頸縊,自害などがあった。薬王菩薩の焼身(《法華経》),薩埵(さつた)太子の捨身飼虎(《金光明経》),雪山(せつせん)童子の捨身羅刹(らせつ)(北本《涅槃経》)は著名。…

※「入水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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