碑像(読み)ひぞう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「碑像」の意味・わかりやすい解説

碑像
ひぞう

中国で北魏の頃から造られた石仏像一種石碑正面碑陰,碑側に線刻あるいは浮彫で仏像を彫刻し,あわせて銘を刻したもので,東魏にいたって盛行した。碑には砂岩石灰岩を用い,大きさは1~3m。碑首には伝統的な竜首を用い,碑面を数段に区画し,三尊仏や五尊仏などを仏龕 (ぶつがん) の中に彫ったり,あるいはジャータカ (本生話) や仏伝図などを絵画的に浅く浮彫したものなどがある。東魏武定元年銘仏碑像,西魏坐仏五尊碑像,北斉天保2年銘坐仏九尊碑像などが有名。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む