碧雲荘(読み)ヘキウンソウ

デジタル大辞泉 「碧雲荘」の意味・読み・例文・類語

へきうん‐そう〔‐サウ〕【碧雲荘】

京都市上京区にある邸宅。昭和3年(1928)、野村財閥創設者である野村徳七別邸として建てられた。国の重要文化財野村碧雲荘

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知恵蔵mini 「碧雲荘」の解説

碧雲荘

民家兼アパートとして使用されていた東京都杉並区天沼にある日本家屋。昭和初期に建てられた2階建ての木造建築で、作家太宰治(1909~48年)が36年11月から翌年6月まで最初の妻・初代と共に2階に居住していたことで知られる。太宰はここで代表作『人間失格』の原型とされる短編「HUMAN LOST」を執筆。後に『富嶽百景』でも2階から眺めた富士山の姿を記している。建物は当時の姿のまま残されてきたが、2015年4月、杉並区が複合施設を建設する目的で所有者から土地を取得。建物は売却されていないが、16年度に施設の着工が予定されていることから、建物の保存を望む地元住民や太宰の研究者らが移築視野に引き取り手を探している。

(2015-6-5)

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事典 日本の地域遺産 「碧雲荘」の解説

碧雲荘(主屋・門・庭園)

(長崎県壱岐市石田町石田西触)
景観資産〔長崎県〕指定の地域遺産。
壱岐市の印通寺港を見下ろす位置にある。朝鮮で財を成した地元出身の資産家が1941(昭和16)年に住宅として建てる

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

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