磁気経緯儀(読み)じきけいいぎ

最新 地学事典 「磁気経緯儀」の解説

じきけいいぎ
磁気経緯儀

magnetic theodolite

任意の場所で正確な地球磁場を測定するために,経緯儀磁力計を取りつけたもの。回転コイルに発生する誘導起電力から磁場の強さを測定する磁気感応儀(earth in-ductor)が用いられる。磁気感応儀は非磁性物質で構成され,回転コイルのボールベアリングには銅-ベリリウム合金が使用されている。経緯儀の部分も厳重に非磁性物質でつくられていなければならない。回転コイルの回転軸が地球磁場に平行になったとき,コイルの出力電圧はゼロになるので,この方向を経緯儀によって測れば偏角と伏角求まる。コイルの軸の方向を定め,コイルを一定の回転に保ち,その出力から任意の方向の磁場の大きさが求まる(バリスティック法)。また磁気経緯儀にヘルムホルツコイルを取りつけ,回転コイルの出力がゼロになるように,ヘルムホルツコイルの電流を調節すると,この電流値から任意の回転コイル軸方向の磁場の大きさがわかる(補償法)。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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