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経緯儀 けいいぎtheodolite; altazimuth

6件 の用語解説(経緯儀の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

経緯儀
けいいぎ
theodolite; altazimuth

望遠鏡を水平および垂直面内で回転するように取付け,被観測体の方位角および高度角を測定する装置。天体望遠鏡を取付けたものはアルタジムスと呼び,野外で天体位置を測定するために用いられ,精密なものは,子午儀,子午環および天頂儀としても用いられる。

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デジタル大辞泉の解説

けいい‐ぎ〔ケイヰ‐〕【経緯儀】

小型望遠鏡の水平軸と鉛直軸を回転するようにした、観測物体の高度と方位角を測る器械。天体用と測量用とがある。セオドライト

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百科事典マイペディアの解説

経緯儀【けいいぎ】

セオドライトとも。測地や天体観測に用いる光学器械。高度と方向を測る。水平面内と鉛直面内で回転できる小望遠鏡と精密な目盛環がある。天体を測り経緯度の決定に用いる。
→関連項目気泡管航海計器三角測量水準測量

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世界大百科事典 第2版の解説

けいいぎ【経緯儀】

測地測量,一般測量,あるいは天体観測に使用される光学器械の一種で,目標点の水平角および高度を測定するための装置。一般にトランシットtransitと呼ばれる。目標点を視準する小型望遠鏡を,鉛直,水平の2軸方式で目的の方向に向けることができ,その方向を水平目盛盤,鉛直目盛盤で読み取る構造になっている。望遠鏡を水平軸のまわりに自由にまわすことができるものをトランシット,下側でつかえるため望遠鏡が真上を向かないものをセオドライトtheodoliteと呼び分けていたこともあった。

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大辞林 第三版の解説

けいいぎ【経緯儀】

望遠鏡を鉛直および水平の二つの回転軸で支えた形式の角度測定装置。水準器を備え、かつ各回転軸に目盛りを刻んだもので、天体の位置測定や地上の測量に使用される。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

経緯儀
けいいぎ

三脚などの上で望遠鏡を水平・上下方向に動かす装置を「経緯台」とよぶが、その構造を精密にし、望遠鏡の十字線を使って方向角を精密に測定する装置が経緯儀である。重要なのは、水平回転軸と上下回転軸の直交性、およびそれに取り付けられた目盛り環の精度などで、天文観測用の赤道儀などと異なり望遠鏡は脇役(わきやく)に回る。手軽に使用できるものは「トランシット」とも称し、広く測量に用いられている。天測用にとくに高い精度でつくられたものもあり、角度0.1秒まで測定する。近年はエンコーダーにより測角をデジタル表示できるようになっている。昔の測量は経緯儀による三角測量が中心だったが、近年は精密測距儀による三辺測量も行われるようになった。[中嶋浩一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の経緯儀の言及

【測量】より

…エジプト時代の測量機器,方法については簡単な測量縄,測量幹の使用以外に詳細は不明であるが,ギーザのピラミッド(前2500ころ)の建築技術,その基礎の方向から,測量の精度はかなり良いものであったことがうかがわれる。 ギリシア時代には学問の進歩に伴い測量の分野でも発展がみられ,メトンMetōnによる方位の測定,エラトステネスによる地球外周長の測定があり,またヘロンによる経緯儀と水準器を組み合わせた測量器と考えられるディオプトラや歯車式の距離計についての記述,プトレマイオスによる天文観測用の象限儀(四分儀)についての記述が残っている。ローマ時代の測量手段はこれ以前のものと大きな差は見られないが,測量機器,方法の中部ヨーロッパへの普及が著しい。…

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