日本歴史地名大系 「磯島村」の解説 磯島村いそしまむら 大阪府:枚方市磯島村[現在地名]枚方市磯島〈北(きた)町・南(みなみ)町・茶屋(ちやや)町・元(もと)町〉・天之川(あまのがわ)町・渚南(なぎさみなみ)町摂津国島上(しまかみ)郡に属し、淀川左岸沿いの沖積低地に位置する。村の南部で黒田(くろだ)川・天野(あまの)川が淀川に注ぐ。北は河内国交野(かたの)郡渚村、東は同郡禁野(きんや)村。村名は、かつて淀川が現在より東方を貫流していた頃、当地が河道中の島であったことによる。「存覚一期記」によると、貞和二年(一三四六)存覚は別時念仏のために磯島に下向している。順興寺実従の「私心記」には、永禄三年(一五六〇)二月二八日当地で糸桜を見物し、門徒の饗応を受けたことが記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by