精選版 日本国語大辞典 「祝い」の意味・読み・例文・類語 いわいいはひ【斎・祝】 〘 名詞 〙 ( 動詞「いわう(斎)」の連用形の名詞化 )[ 一 ] ( 斎 )① けがれを忌み、心身を清浄にして神をまつること。[初出の実例]「是の時に、斎主(いはひ)の神を斎(イハヒ)の大人(うし)と号(まう)す〈斎主、此をば伊幡毗(イハヒ)と云ふ〉」(出典:日本書紀(720)神代下(水戸本訓))② 神をまつる場所。また、その人。いわいの宮。いわいぬし。いわいびと。[初出の実例]「是の皇女、伊勢の大(おほむ)神の祠(イハヒ)に侍り」(出典:日本書紀(720)雄略元年三月(前田本訓))③ 大切にかしずき育てること。[ 二 ] ( 祝 )① 祝うこと。祝賀。祝賀の行事。[初出の実例]「たしかに、御枕がみに参らすべきいはひの物に侍る」(出典:源氏物語(1001‐14頃)葵)② 祝って贈る品物。ひきでもの。祝儀。また、祝って述べることば。[初出の実例]「よきやうに御申し候はば、いはひを申すべしと申されければ」(出典:御伽草子・美人くらべ(室町時代物語集所収)(室町中)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例