祝津村(読み)しゆくつむら

日本歴史地名大系 「祝津村」の解説

祝津村
しゆくつむら

[現在地名]小樽市祝津一丁目・祝津

明治初年(同二年八月―同六年の間)より同三五年(一九〇二)まで存続した村。高島たかしま村の北にあり、北東高島岬がある。明治二年一二月調の高島郡請負中諸調書上(運上家旧蔵)に字シクツシとみえ、永住漁民二二軒・七八人、出稼漁民一六軒・四四人、鮭場所三八ヵ所余。同三年漁家四〇戸のうち建網漁家は二五戸であった(西川家文書)。同三年祝津村が新設された。同六年の「後志国地誌提要」に祝津村とみえ、戸数四五・人口一六九、寄留戸数五、男四一・女二一。同九年の大小区画沿革表ではシクズスの訓が付される。同年祝津教育所開設。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android