神之郷村(読み)かみのごうむら

日本歴史地名大系 「神之郷村」の解説

神之郷村
かみのごうむら

[現在地名]榛原町坂口さかぐち

中里なかざと村の西、三亀谷みかがや村の北に位置し、高尾たかお川の中流域に立地する。天文二三年(一五五四)一一月晦日の今川義元判物(石雲院文書)上之郷とあり、今川義元は同郷および星窪ほしくぼを所務する地頭や代官の石雲せきうん院領の山林伐採などを禁じている。

文禄二年検地高目録にも上之郷とみえ、高三九七石余。掛川預一万石郷村覚には神之江村とあり、寛永二一年(一六四四)幕府直轄領から掛川藩の預地となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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