神八幡(読み)シンハチマン

デジタル大辞泉 「神八幡」の意味・読み・例文・類語

しん‐はちまん【神八×幡】

[副]八幡神にかけて偽りない意から》絶対に。神かけて。誓って。かみはちまん
「―、侍冥利さむらひみゃうり、他言せまじ」〈浄・天の網島

かみ‐はちまん【神八×幡】

[副]しんはちまん(神八幡)

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精選版 日本国語大辞典 「神八幡」の意味・読み・例文・類語

しん‐はちまん【神八幡】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「八幡」は「八幡神も照覧あれ」の意で、武士の誓いのことば ) 八幡神にかけて決していつわりがない気持を表わす語。神かけて。弓矢八幡。かみはちまん。
    1. [初出の実例]「盛久ゆるせ。神八幡口でいふた計ぞや」(出典:浄瑠璃・盛久(1687頃)一)
    2. 「神八幡侍冥利(めうり)他言せまじ、心てい残らず打あけや」(出典浄瑠璃・心中天の網島(1720)上)

かみ‐はちまん【神八幡】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「はちまん」は「八幡神も照覧あれ」の意で、武士の誓いのことば ) 八幡の神に誓って、いつわりのないこと。決して。たしかに。神かけて。しんはちまん。弓矢八幡。神(しん)以って。

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