神出小神村(読み)かんでこがみむら

日本歴史地名大系 「神出小神村」の解説

神出小神村
かんでこがみむら

[現在地名]西区神出町古神かんでちようこがみ

雌岡めつこ山北麓、神出東村の北に位置する。北東美嚢みなぎ広野新開ひろのしんかい(現三木市)。天正一九年(一五九一)の一一月二〇日付駒井益庵書状(芥田文書)にみえる「小上かなや」は当地と考えられる。慶長国絵図に小神村、正保郷帳に神出ノ小神村とみえ田方一七五石余・畑方四九石余、芝山あり。元禄郷帳には小神村と記される。天保郷帳では神出小神村として「古は小神村」の注記がある。

明石藩領押部組に所属。享保年間(一七一六―三六)の「明石記」によると東西三町二五間・南北三五間、家数三〇・人数二一九。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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