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神官文字 しんかんもじhieratic script

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

神官文字
しんかんもじ
hieratic script

エジプト象形文字の一書体。聖刻文字 (ヒエログリフ) の筆記体というべきもので,パピルスに葦 (あし) ペンで記されるために広く用いられたが,前7世紀から一般用には民衆文字が多く用いられるようになり,神官文字は宗教文書に限定されるにいたった。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典内の神官文字の言及

【エジプト学】より

…先王朝時代は遺跡・遺物に基づく考古学的研究が中心であり,第1王朝の成立(王朝時代の開始)とほとんど同時に文字史料が出現する。文字はいわゆるヒエログリフで,象形文字の原形を忠実に保存した狭義のヒエログリフ(聖刻文字),日常生活に使用されたヒエラティック(神官文字),前700年ころ出現するデモティック(民衆文字)の3書体があり,聖刻文字は主として記念碑や宗教テキストを金石に刻み,神官文字や民衆文字はパピルスやオストラコン(陶片や石灰岩片)に日常生活の記録類,学習教材,文学作品などを記している。エジプト語は古エジプト語,中エジプト語,新エジプト語と発展し,民衆文字で記された段階をデモティック語として新エジプト語から区別することもある。…

【エジプト文字】より

…ヒエログリフとヒエラティックとはともに古期・中期・後期(または新期)エジプト語を記すのに用いられ,前者による碑銘には来世に関する書,神々の賛歌,王・高官の業績録などがあり,後者による文書には宗教書,文学作品,科学書などがある。末期のヒエラティック文書には宗教的なものが多かったので〈神官文字〉の名が生まれた。前7世紀ころから〈デモティックdemotic(民衆文字)〉が現れる。…

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出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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