神怪(読み)しんかい

精選版 日本国語大辞典 「神怪」の意味・読み・例文・類語

しん‐かい‥クヮイ【神怪】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 人為をこえた不思議なこと。あやしいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「災の表(しるし)は先に現はる。彼の歌は是の表なることを。或るは神怪なりと言ひ、或るは鬼啖(きたん)なりと言ふ」(出典日本霊異記(810‐824)中)
    2. 「驀箚(まくさつ)なる神変神怪、きはむべからず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)梅華)
    3. [その他の文献]〔法言‐重黎〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「神怪」の読み・字形・画数・意味

【神怪】しんかい(くわい)

ふしぎ。〔史記、封禅書〕方士をはして怪を求め、(と)ること千を以て數ふ。

字通「神」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android