神根本村(読み)こうねほんむら

日本歴史地名大系 「神根本村」の解説

神根本村
こうねほんむら

[現在地名]吉永町神根本

南は山津田やまつだ村、西は和意谷わいだに村、東は播磨国赤穂あこう郡に接する。神根村とも称された。八塔寺はつとうじ川中流の谷間に沿って開けた小盆地に集落がある。「東備郡村志」によれば大股おおまた南谷みなみたに門出かどいで・山津田・小板屋こいたや脇谷わきだにかし大藤おおふじ・当村の九村で神根保と総称されていたという。慶長五年(一六〇〇)木下俊定は、和気郡「神根村」一千一九〇石余など都合五千石を与えられている(「小早川秀秋宛行状」県立博物館蔵)。同一八年の和気郡御勘定帳に「神根内本村」とみえ、物成一四九石余、夫米八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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