神田橋内元衛町(読み)かんだばしないもとえちよう

日本歴史地名大系 「神田橋内元衛町」の解説

神田橋内元衛町
かんだばしないもとえちよう

[現在地名]千代田区大手町おおてまち一丁目

明治五年(一八七二)に成立。同一二年に元衛町となる。竹平たけひら町の東、大手町一丁目の北に位置し、大手堀と外堀に挟まれ、西端の一ッ橋ひとつばし門、東端神田橋かんだばし門で一ッ橋・神田方面に通じ、江戸時代は通称一ッ橋御門内ひとつばしごもんない。寛永四年(一六二七)に当地西部の一ッ橋御門内に幕府老中松平信綱(武蔵忍藩、のち武蔵川越藩)が上屋敷拝領、道を隔てた東側には九区画の屋敷があったが、明暦三年(一六五七)の大火後、その一部と道を取込んで拡大し、新たに付けられた道の東側が上総久留里藩(のち常陸土浦藩)土屋家上屋敷となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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