神益村(読み)かんますむら

日本歴史地名大系 「神益村」の解説

神益村
かんますむら

[現在地名]大仁町神島かみしま

狩野かの川中流域西岸に位置し、北は小坂おさか(現伊豆長岡町)。元禄初年高帳には神谷益村とあり、元禄郷帳の神益中島かんますなかじま村に「神益かみやまし」と訓じる。北条氏所領役帳に五〇貫文矢部弥次郎「神益」とみえ、小田原衆矢部弥次郎の所領があった。もとは南の神益中島村一村で、天正一八年(一五九〇)検地帳には「君沢郡中島郷」と書かれていたという(増訂豆州志稿)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android