神祝く(読み)かんほく

精選版 日本国語大辞典 「神祝く」の意味・読み・例文・類語

かん‐ほ・く【神祝】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 ( 「かむほく」と表記 ) 神が祝う、祝福する。
    1. [初出の実例]「この御酒(みき)は 我が御酒ならず 酒(くし)の司(かみ) 常世(とこよ)にいます 石(いは)立たす 少名御神(すくなみかみ)の 加牟菩岐(カムホキ) 寿(ほ)き狂ほし 豊寿き 寿き廻(もとほ)し 献(まつ)り来し 御酒ぞ 残(あ)さず飲(を)せ ささ」(出典古事記(712)中・歌謡)

かん‐ほさ・く【神祝】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 ( 「かむほさく」と表記 ) 神事として、また、神に対して祝い言を述べる。神祝(かんほき)を述べ祈る。
    1. [初出の実例]「時に中臣の遠祖天児屋命、則ち以て神祝き祝きき。〈略〉〈神祝祝之、此をば加武保佐枳保佐枳枳(カムホサキホサキキ)と云ふ〉」(出典:日本書紀(720)神代上)

かむ‐ほさ・く【神祝】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙かんほさく(神祝)

かむ‐ほ・く【神祝】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙かんほく(神祝)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 くし みき 実例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む