山川 日本史小辞典 改訂新版 「神護寺両界曼荼羅」の解説
神護寺 両界曼荼羅
じんごじりょうかいまんだら
高雄(たかお)曼荼羅とも。空海が師恵果(けいか)から与えられた両界曼荼羅あるいはその第1転写本を,金銀泥だけで写したものとみられる。空海は829年(天長6)から神護寺の経営にあたっており,833年までに制作されたと考えられる。絵画的にもすぐれた最古の両界曼荼羅。金剛界は縦411.0cm,横366.5cm。胎蔵界は縦446.4cm,横406.3cm。国宝。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報