神軍(読み)かみいくさ

精選版 日本国語大辞典 「神軍」の意味・読み・例文・類語

かみ‐いくさ【神軍】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 神による戦い。神々の間の戦い。また、神の軍勢
    1. [初出の実例]「神宗の二虜ををさめらるるは神(カミ)いくさの様な」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)一)
    2. 「蒙古国より我国をさまたげし事たびたびありき。其比神軍(カミイクサ)なとありといふ時の事にや」(出典:評判記・色道大鏡(1678)一三)
  3. 佐渡で、毎年二月九日に行なわれると伝えられていた山の神の戦い。この日は山に入るのを忌避する風習があった。
    1. [初出の実例]「今日佐州にて今も年々神軍といふことあり」(出典:島根のすさみ‐天保一一年(1840)八月二二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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