神輿動座

山川 日本史小辞典 改訂新版 「神輿動座」の解説

神輿動座
しんよどうざ

寺社強訴(ごうそ)の際,神体御霊代を安置する神輿(みこし)をかつぎ出し,示威行動をすること。延暦寺による日吉社の神輿動座が有名。1095年(嘉保2)神輿を比叡山上の根本中堂に振りあげて関白藤原師通を呪詛したのが最初。延暦寺僧徒は以後しばしば日吉神輿を奉じて入京し,強訴を行った。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android